てぃーだブログ › 自然素材の家に住む › フローリングの話⑩  無垢材はなぜ温もりを感じる?

2012年01月29日

フローリングの話⑩  無垢材はなぜ温もりを感じる?

 無垢材の手触り感が温かく感じるのは、コンクリートや鉄に比べ熱伝導率が低いからです。これは無垢材が熱を伝えにくいという性質だということです。手や素足の熱を奪わないのです。それに対してコンクリートや鉄がひやっと感じるのはすぐに熱を奪ってしまうからです。
ところで、無垢材も樹種によって性質が違ってきます。さらに、木材でも合板材は感触が冷たいと言われます。
木には、無数の細胞の中に空気の入り込む隙間があります。この空気の割合が高いほど断熱性が高く(=木の温もりを感じやすい)なります。空気は熱を伝えにくい性質を持っています。

広葉樹は温かい地域で育つものが多く、空気を含む割合が低くなるそうです。無垢材でもチーク材のような広葉樹よりもヒノキ、杉のような針葉樹が空気を多く含み、より温もりが伝わりやすくなります。一般的に床に座り込むことの多い和室的使い方のフローリングには針葉樹系がいいと言われるのもこのためです。

一方、広く普及している合板フローリングは合板の上に厚さ0.3~1㎜程度の無垢(天然)の木の単板を張ったもので、さらに80~60%まで圧縮して張り合わせ加工していきます。
1㎜以下の厚さとさらにプレスされて作られる合板フローリング。表面上、見た目は木のフローリングですが、もはや含まれる空気(空隙率)はほとんどなく、断熱性が失われ、無垢材に比べると全く違う冷たい感触がするのです。


アカマツ(針葉樹)の顕微鏡写真  隙間に空気が入ります(参考写真)




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